ヒトヒトウサギ

オット、ツマ、ウサギが出てきます。

はのはなし つづき

 チモシーをたくさん食べて過ごした数ヶ月。うたろうは小柄だけれどうんぴは立派で、トイレの金網から落ちないくらいの大きさのものもあります。そのくらいチモシーをたくさん食べていて、1袋(450g)を6日で食べきっていました。(今はペレット量を増やしてデブエット中なので、チモシーの量は減っています。)

 

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このなかにおいしいチモシーが入っているのですよ。

 

 秋になって夕方は少しばかり涼しくなってきた頃、先生に言われた通りに病院へ連れていきました。前回と同じように目や耳、おなかの音を診てもらったあと、口のなかを覗く器具を使って臼歯をチェック。

 

「・・・のびてますね。」

 

 えええ。正直、大丈夫だろうって思っていました。食欲もりもりだし、まだ生後7ヶ月。まさか歯を削るようなことになるなんて思ってなかったんです。信じられない気持ちで、口のなかを見せてもらいながら説明を受けます。うたろうの臼歯は確かにちょっとだけ尖っている部分があって、その伸びた部分が口内にあたっていました。それが原因で口内には涎がたまっていて、尖った歯があたっている部分はうっすら白っぽくなっています。先生の説明に因ると、人間で言うと口内炎になりかけているような状態で、これが酷くなると痛みで食欲不振に陥ったり、膿瘍になってしまったりするのだそう…。

 

「うちでは基本的には麻酔は使わずに処置しています。今から削りますので、僕の後ろに立って見ていてください。」

 

 そして、看護師さんや若い先生にがうたろうの左右と背後を囲い、計4人で治療にあたってくれました。うたろうは鳴いてました。ピーというかキーというか…そういう感じの高い声で鳴いて怖がって、でも先生がニッパーのような器具や爪やすりのような器具を使って処置を始めると、諦めたように静かになって耐えるんです…。その姿は、本当に見ていて心が苦しくなるものでした。処置が無事に終わり、次回の処置の目安として、

①食欲が落ちたとき 

②口の下〜顎あたりが涎で濡れていたとき 

③何もなくても3ヶ月後には様子を見せる(伸びるペースをつかむため)

という話をして帰宅しました。

 

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もう病院いきません。

 

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牧草たくさん食べるから、削らなくて大丈夫です。

 

 うんうん。よく我慢したね、偉かったね。もう削らなくて済むように、前にも増してうたろうに牧草をたくさん食べてもらう日々が始まったのでした。もうちょっと、つーづーくー。

 

 

 

 

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