ハンドメイド兄弟
はのはなし 脱線しているかのようだけどつづき
春まで待って、再度迷彩先生に診てもらおうと決めてからひと月ほど経ったある日、仕事から帰宅するとうたろうがケージから出てリビングで遊んでいました。
我が家は夫婦ふたりとうさぎいっぴきで暮らしていて、わたしもオットも仕事をしています。オットの勤務形態によって変わることもありますが、7時半くらいから18時くらいまで、家にはうたろうだけです。朝はトイレの掃除やお水の入れ替え・牧草の補充などを済ませてケージ越しに「行ってきます」と言って出かけ、帰ると大興奮のサイドステップ(@栗色うさこさん)で歓迎してくれるうたろうに夜の分のペレットをあげるのは、わたしのお役目。
朝、ケージの戸のしまりが甘かったのだろうと思うのです。いつもなら大喜びで迎えてくれるうたろうは、都合が悪いことがあるときの定番のしぐさ「目を合わせない」作戦を実行している模様・・・。
怒られるのやだもーん。
悪いのはうたろうではなくてわたしなので、怒ったりはしませんが、大急ぎで状況を確認していくことに。
まずは何を置いても、うたろう。抱き上げて全身をチェック。
元気◎
外傷の有無◎
お腹のハリ◎
食欲◎
排便◎
よし。
次に、布製品の被害。
ソファー◎
クッション◎
ラグ◎
はっ・・・。寝室に向かう戸がちょうどうさぎさんが通れるくらい開いています。嫌な予感・・・。
掛け布団×
(オットのは無事。わたしのだけがおちっことうんぴにまみれていました泣)
掛け布団の処理を終え、再度リビングへ。倒れていたいくつかの物を拾って元に戻していっているとき、やっと気がつきました。観葉植物(ウンベラータ)の歯が3枚、一口ずつ齧られています。それだけではなく、エアプランツ(チランジア)は丸坊主、水耕栽培のヒヤシンスは花・歯ともに、グラスより上に出ている部分がなくなっています。
コレハマズイ。
この時点で時間は18時半すぎ。病院の受付締切は19時半。まずは電話をかけて指示を仰ごうと何度も病院に電話をするのですが、つながりません。とにかく診てもらおうとうたろうをキャリーに入れて急いで病院へ行くことにしました。病院はベンチに座れない方がいるくらい混んでいて、診察を受けれたのは20時頃・・・。もちろん看護士さんを通して経緯と現状を聞いてもらって、緊急性はないという判断のもとであったのですが、待ち時間がたくさんあったものだから、スマホでずっとうさぎの御飲事故について調べていて、不安が募っていく時間でした。順番が回ってきた頃には20時の診察時間を過ぎていて、先生方もお疲れでしょうに「お待たせしてすみません」と頭を下げてくださって、こちらこそ飼い主のミスですみませんと思いました。
診察の結果、「大変元気そうで大きな問題はないように思われるが、良くない成分が体内に吸収されにくいようにする薬を飲みましょう」とのことで、1週間分の飲み薬を処方して貰いました。薬を飲みきったあとに再診ということでその日は帰宅。うたろうがその後も元気に過ごしてくれているから良かったようなものの、大反省の一日となりました。
せっかく自由を満喫して楽しかったのに、病院に連れて行かれたんですよ。やだやだ。
この脱走事件をうけて、ケージの鍵のかけ方や出掛ける前の確認方法の見直しをしたのはもちろんのことですが、どこの病院にかかるかということを再度考えました。緊急時こそ、日頃の様子や既往症を分かっている先生に診てもらいたいし、何より病院までの所要時間というのは重要なことだと思ったのです。小さなカラダの体力が目減りする前に、少しでもはやく治療を開始できるように。
あとちょっとだけ、つーづーくー。
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うさんぽ
はのはなし まだまだつづき
ちょっと日があいてしまいました。久々に連休が貰えたので、ダラダラと好きなことばかりして過ごしてしまいましたよ。今日はもともと雨の予報でしたが、このあとはもう降らなそうなので、ベランダでうたろうのケージの丸洗いをしようと思います。最近休みの度に雨や強風で、十分なお掃除が出来ていないのです・・・。
さて、はのはなし。いろいろ悩んだ末に、他の病院で違う先生のご意見を聞いてみたいなと思うようになってきました。インターネットやうたろうのお里の専門店さんからの情報で、通っている病院で歯を削っているうさぎさんは結構な数いて、しかも2週間に1度など頻繁に行っている子が多いなと感じたので、早めに歯を削って負担を減らすのが先生の治療方針なのかもしれないなと思ったのです。そうなのであれば、他の治療方針も知って、選択したい・・・そうしてセカンドオピニオンを聞くために、当初候補に上がっていた病院のうちの一件に連れていくことにしました。
今度はどこですか?
そちらの病院の先生は、迷彩柄の服を来ていらしたので、書き分けのために迷彩先生とすることとします。診察室に入って「健康診断をお願いします」と言うと「どこまでしたいですか?」と言われました。「できるだけ細かく・・・」と伝えると「本当は恐怖心を与えないために、初診では血液検査やレントゲンはしないようにしています。でも、ご自宅から時間がかかるようだし、この子も落ち着いてるようだから、進めていって無理がなさそうであれば血液検査とレントゲンもしましょう」とのお返事。うたろうは病院や専門店での処置中に、興奮して暴れたり、脅えてかたまってしまったりすることはありません。ただ、外出中は水を飲まない為遠出の際は気を遣うので、一度で済ませられるなら大変助かります。
血液検査結果。高値低値のものもありますが、1時間の移動後、初めての場所での緊張状態ということを加味して考えると問題があるような数値はないということでした。一番上のGLUというのはビビリ指数のようなもので、興奮すると値が上がるそう。「はじめての病院、はじめての人間、はじめての血液検査でこの値ならば、この子は度胸があるタイプだね」と迷彩先生に言われました。うたろうは肝っ玉うさぎさんです。
レントゲンを見ているときに迷彩先生が「歯の噛み合わせも問題ないです」と言われたので、今だ!と思い、他院で1ヶ月半前に臼歯を削っていること・食欲が落ちるなどの症状は見られていないこと・治療に悩んでいるので先生のお見立てを聞かせて欲しいことを伝えました。(もちろん最初の問診時に他院にかかっていることは伝えてます)迷彩先生はうたろうの口内を器具を使って覗いたあと、こう言いました。「今の時点では削る必要なないと思います。でもそれは、前回削ってからまだ伸びていないだけかもしれないので、判断がつかない。春頃にもう一度診せてください」・・・それはもっともだ!!!わたしが悩んで悩んで、先走っちゃった結果です>< 考えが足りませんでした。
そういうわけで、うたろうに頑張ってもらってせっかく行ってきた病院なのに、歯のことに関しては特に進展がなかったのでした・・・。つーづーくー。
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はのはなし さらにつづき
歯を削ってからのうたろうは、特に変わりなく元気いっぱい。食欲が落ちることもなく、お口の周りがちょっと濡れてるかも…と思ったのがちょうど前回の通院から約3ヶ月後だったので、病院へ連れていくことにしました。
また行くのですか・・・
先生は「ちょうど良いタイミングだったね」と言われていて、前回と同じく臼歯を削ることに…。うたろうはやっぱり鳴いて、逃げようとして藻掻いていましたが、囲んでいる看護士さんたちにしっかりと押さえられて無事に処置が終わりました。先生に「この子は本当によく牧草を食べているのに、どうして削らないといけないほどに臼歯が伸びてしまうのでしょうか」「このままずっと、定期的に削るしかないのですか」と尋ねると「こういう小柄で丸顔の子には、結構多いんですよ。口の中も狭いから、少し伸びただけでも口内にあたってしまうんです。一番刈りをしっかり食べるように環境を整えてあげることと、悪化する前にこうやって処置をしていくことが大切です」というお返事を頂きました。
わたしはこの先生に対して好感を持っています。本や映像、実際の処置を見せてくれながら、とてもわかりやすく説明をしてくれますし、処置も手早くて、いつも待合室がいっぱいになるほどの患畜さんがいるのも納得です。それでも、うたろうが処置を嫌がる姿を見ると「本当に必要な治療なのだろうか」「治療のストレスと、一体どちらが大きな負担だろうか」と考えてしまいます。食欲がないなど、実際にうたろうが困っている様子は見られないことも(そうなるように早めの処置をしてくれているんだけど)治療を続けるべきか悩む要因でもあります。たくさんの方のブログを読ませて貰ったり、全国いろんな動物病院のホームページを見たりしましたが、こんなに若くから、しかもうさぎ自身が困っていないのに、歯を削っているという話は見つけられませんでした。もやもや、もやもや。わたしは、本当に正しい選択を出来ているのかな…。悩む日々が始まりました。
牧草もぐもぐ。へやんぽ中におなかがすくと、このなかで牧草を食べます。
柔らかいのも美味しいよね。woolyのイタリアンライグラス、サイコー^^
ま、まだまだつづきます。いっぺんに書けない><
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はのはなし つづき
チモシーをたくさん食べて過ごした数ヶ月。うたろうは小柄だけれどうんぴは立派で、トイレの金網から落ちないくらいの大きさのものもあります。そのくらいチモシーをたくさん食べていて、1袋(450g)を6日で食べきっていました。(今はペレット量を増やしてデブエット中なので、チモシーの量は減っています。)
このなかにおいしいチモシーが入っているのですよ。
秋になって夕方は少しばかり涼しくなってきた頃、先生に言われた通りに病院へ連れていきました。前回と同じように目や耳、おなかの音を診てもらったあと、口のなかを覗く器具を使って臼歯をチェック。
「・・・のびてますね。」
えええ。正直、大丈夫だろうって思っていました。食欲もりもりだし、まだ生後7ヶ月。まさか歯を削るようなことになるなんて思ってなかったんです。信じられない気持ちで、口のなかを見せてもらいながら説明を受けます。うたろうの臼歯は確かにちょっとだけ尖っている部分があって、その伸びた部分が口内にあたっていました。それが原因で口内には涎がたまっていて、尖った歯があたっている部分はうっすら白っぽくなっています。先生の説明に因ると、人間で言うと口内炎になりかけているような状態で、これが酷くなると痛みで食欲不振に陥ったり、膿瘍になってしまったりするのだそう…。
「うちでは基本的には麻酔は使わずに処置しています。今から削りますので、僕の後ろに立って見ていてください。」
そして、看護師さんや若い先生にがうたろうの左右と背後を囲い、計4人で治療にあたってくれました。うたろうは鳴いてました。ピーというかキーというか…そういう感じの高い声で鳴いて怖がって、でも先生がニッパーのような器具や爪やすりのような器具を使って処置を始めると、諦めたように静かになって耐えるんです…。その姿は、本当に見ていて心が苦しくなるものでした。処置が無事に終わり、次回の処置の目安として、
①食欲が落ちたとき
②口の下〜顎あたりが涎で濡れていたとき
③何もなくても3ヶ月後には様子を見せる(伸びるペースをつかむため)
という話をして帰宅しました。
もう病院いきません。
牧草たくさん食べるから、削らなくて大丈夫です。
うんうん。よく我慢したね、偉かったね。もう削らなくて済むように、前にも増してうたろうに牧草をたくさん食べてもらう日々が始まったのでした。もうちょっと、つーづーくー。
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はのはなし
うたろうが初めて病院へ行ったのは、生後4ヶ月の頃。うさぎをしっかり診てくれる動物病院は多くはありませんが、結婚前に住んでいた九州の田舎町とは違い、現住居の愛知県はうさぎと暮らす環境としては大変恵まれていると思います。専門店もいくつもありますし、病院の選択肢もあります。お迎え当初から病院についてはずっと情報収集に励んでいて、候補にあがった病院は3つ。そのなかで自宅から一番近い病院へ健康診断に連れていくことにしました。
・・・。
うたろうはとても嫌そうな顔をしていましたが、わたしは「この子は健康だ」と先生に言ってもらってホッとして家路につきました。この日の様子は病院のブログにも載せて貰ったのですよ^^
二度目の病院はそれから2ヶ月後。今となっては恥ずかしい話ですが、盲腸便の食べ残しでお尻を汚しているのを見て焦ってしまって病院に駆け込んだのです。先生は苦笑いで「大丈夫ですよ」「病気じゃないですよ」と言ってうたろうのおしりを綺麗に拭いてくれて、目や耳、歯、おなかの音も診てくれました。そして一言。「歯がちょっと気になるね。今はまだ良いんだけど、秋口くらいにもう一度診せてください。チモシー一番刈りをしっかり食べさせてくださいね」(一言じゃないな
チモシーたくさん食べてるもーん。
そう、うたろうはチモシーたくさん食べてるんです。パスチャーチモシーが一番美味しそうに食べているように見えます。(woolyの高級チモシーは別ですが)パスチャーチモシー、開けたときに青々としたいい匂いもしますもんね。そうして、もっともっとたくさん食べてね♪とチモシーをわさわさとフィーダーにいれながら、秋を迎えたのです。つーづーくー。
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